種蒔きもせず、草取りもせず、水やりもしないで、毎年この時期に収穫だけをしに行く輩がいる。
一般的に女性に比べると男性は、芋の類に対してそれ程の執着は無い(と思う)。しかし、群馬の知人が作った里芋だけは、毎年必ず食べたくなるほど旨い。
雨上がりでもあるし、慎之介には留守番を申し付けたが、初めの「連れってよぉ」の甘え声が、「俺も行くゥー」の悲鳴に変わり、最後は完全に「怒り」となっていた。
利根川に架かる橋から、館林の街の中央にクッキリと脚を下ろす虹が見えた。橋の袂を見たのは初めて、登って行けそうだった。(写真はガンマ補正してあります。)
知人の作っている畑。 出荷する訳ではないので、いろいろなものを少しずつ作っている。
絶品の里芋を収穫。 今年は夏の猛暑で土が乾燥し、出来は良くないとのこと。
ヤツ頭の出来は上々で、こちらも遠慮なくゲット。 ズイキの酢の物も旨いらしい。
他にも大根、なす、ミズナ、小松菜と、手当たり次第クルマに詰め込む。
ガソリン代や手土産代を考えると、かなり高価な野菜となる。しかし、それには替えがたい何かがあり、毎年足が向く。
あまりに量が多いので友人に配りながら家に戻ると、やってくれたぜ慎之介。
3箇所もの犯行現場を自ら次々と案内する。
家を出るときの態度から予想はしていたが、久々の腹いせマーキングだ。
そのくせ帰ってからは、何事も無かったように甘えたり、TVを見たりしている単細胞でもある。
NHK「ダーウィンが来た!」のマスコット・キャラクターが、目下気になる相手らいしい。