今年初の行田観光。風もなく春近しといった感じ。
行田には古墳公園以外にも多くの古墳があることを知り、これまで行ったことのない古墳を見学。
石室がむき出しになった八幡山古墳。
昭和の初め近くの沼を埋め立てるために古墳の土を使ったところ、中から立派な石室が出てきて、慌てて文化財に認定したというお粗末。昔はそんなものだったろう。
住宅と工場に囲まれた一角にある不思議な空間。
石組みは戦後に修復したものとはいえ、緻密さに感心。
こちらは地蔵塚古墳。やはり住宅地の中にある。
「管理者」を自称するおっさんが、犬はダメだとか、中を通るなとか、不機嫌そうに近づいて来た。
こういう人がいないと、こういった資産をきれいに保存していくのは難しいかも知れない。
ランチは江戸時代末の豪農の住宅を利用したギャラリーカフェ「高澤記念館」へ
古墳カレーのチキン味をいただいた。
田んぼアートの色付けにも使われている赤色の古代米が入っている。それだけを取り出して食べてみると、米というよりも稲の種といった食感。古代の人々は歯も顎も丈夫だったろうからね。
三階櫓に連なる行田郷土史博物館にも入ってみた。
防人として九州防衛に着く武蔵武士の歌を読んでは、遠い昔のサラリーマンの心情に思いを馳せた。
その頃の九州転勤は、今でいえばアルゼンチン転勤以上に遠い話だったろうなあ。
ゼリーフライでメジャーなお店「かねつき堂」でおやつ。
半端な時刻なのに結構な客の入りでした。
見たことのない古墳も他にあるようだし、行田へはまだまだ通えそうだ。