南牧村は「なんもくむら」と読む。峠を越えた長野県側にも南牧村があるのでややこしい。ちなみに長野県の方は「みなみまきむら」と読む。過疎日本一で有名な場所で、風光明媚ではあるが暮らすにはシンドイだろう。
陽を避けてパラソルの下に居るより、陽向でも流れに足を浸けていた方が涼しい。贅沢な水冷仕様だ。
ずっと陽を避けていたのに、甘かった。
橋の下でコンビニランチ。細い橋なので、陽を避けて三度も引越し。
現地調達の食品
<ベーカリー「モテキ」の蒟蒻パン、カレーパン、チョココロネ他>
期待していなかった食パン状の蒟蒻パン。蒟蒻の粒々が入っているものと想像していたが違った。バターの代わりに蒟蒻粉を混ぜてモチモチ感を出しているそうだ。焼きたてはもちろん、翌日食しても予想外に旨かった。
<南牧村自然公園内 名水100選の湧水>
村の観光案内では特に宣伝していないが、キャンプ場の駐車場入り口にある竹筒からチョロチョロと出ている冷水は絶品。いろいろな場所で名水を口にしたが、一番感動的だった。(水温のせいかも知れないが、持ち帰っても喉越し良さは抜群。)
<菓心処 信濃屋嘉助の炭饅頭と、かりんとう饅頭>
まあ、良くある無理やり創った名産品かと思ったが、これがなかなか旨い。柔らかさと言い甘さといい、田舎饅頭とは思えない上品な印象。「炭ラーメン発案の店」などという貼紙があるものだから、俺様店主に能書きを聞かされる覚悟で入店したが、やさしそうな婆ちゃんだったので安心した。
次回は炭ラーメンを必ず食うぞ。
<食亭エイトの下仁田かつ丼、ジオ丼>
下仁田かつ丼は、秩父地方のわらじカツドン同様にライダーの間で有名になり、定番B級グルメとなったらしい。「地元の者は食わねえ。」と、パン屋の親父さんは言う。
「きよし屋食堂」が有名らしいが、下仁田かつ丼を敢えて目玉にしていない「食亭エイト」に行く。
細い路地を入り、繁盛しているらしい向かいの「安兵衛」に背を向け、駐車場にクルマの停まっていない「エイト」に勇気を出して入った。
気さくな親父さんが、ワンコの水まで気遣いしてくれたので、これはこれで正解。下仁田かつ丼は、コウスケの好きなソースかつ丼ではなく醤油系。どんぶり一杯をほぼ平らげた。
私は「ジオ丼」を注文。ニンニクの効いたバラ肉丼のご飯部分に海苔を挟み込んだもの。それを地層になぞらえ、ジオパークに指定された下仁田にちなみ「ジオ丼」と命名。
どちらもシンプルな味でよろしいかと思います。