翌日も朝から雲の中。
皆、寒くはなかったということだが、母のシュラフはびしょ濡れだった。テントの雫がグランドシートとの間に入り込み、シームテープの剥がれかけた床から浸水したようだ。母のダム効果で孫達の方までは濡れなかった。孫を思う婆タンの自己犠牲効果。
これでもう一泊は難しい。予定していた釣りとカレーライスを早めに済ませ本日撤収を決定。
朝食を済ませ、フロントの開く7:00を待って釣竿を借り、キャンプ場内にある釣り堀へ。
ここで釣りをした方々のブログを見ると、ほとんど釣れないという記事が多かったが、時間帯が良かったのか一般的なニジマスの釣り堀と同じように、群れの中に仕掛けを落とすと入れ食いだった。胃の中にリリースする予定の4尾のみを買い取り。
ご飯を炊きながら、カレーを煮込みながら、釣ってきたニジマスを燻り焼き。
ここで購入した薪は針葉樹の端材で、湿気るし、火の持ちは悪いし、広葉樹の薪を持って来るんだった。しかし、一時間 半かけてじっくり焼いただけあって魚は旨かった
昼飯を食べ終わる頃には晴れ間ものぞき、コウスケはもう一泊したいと言ったが、却下して撤収を開始。
慎サクと同い年のシェルター2頭を連れたお向かいさんに、ご挨拶してサイトを後にした。一泊で切り上げることを伝えにフロントへ行くと、二泊目分の半分を返金してくれた。既に3時を回っているのに良心的!
帰りは嬬恋側に県道を下り「いこいの湯」に立ち寄る。駐車場にクルマは多かったが、中が広いせいか混んでいる印象は無い。露天風呂、サウナ、岩盤浴まであって600円は安いと思う。つい でに館内のレストランでソースかつ丼、そば、肉うどん、しんちゃんうどんの夕食も済ませた。肉生姜汁のつけうどんがなぜ「しんちゃんうどん」なのか尋ねるのを忘れた。味はどれも可もなく不可もなく。
既に夕闇が迫っている時間、当初来るときに通る筈だった「パノラマライン」は次回の楽しみとして家路についた。
キャンプは、慣れない前屈みの作業が多く腰に負担が集中、62歳を待たずに引退の文字が浮かぶ。さて、次回はあるのか?
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