慎サク母めずらしく体調不良により、独りで映画を見に行った。
「インターステラー」
土曜日の昼だと言うのに私以外の観客は、高齢者カップル割引の4組だけ。どうしていつも少数派?
この映画を知ったのは、理論物理学者『大栗博司』氏のブログに「試写会に行って、科学的にも見所がたくさんありました。」とあったからだ。
とは言え、所詮SF映画なので「なんでやねん?」というツッコミ処は各所にあり、女性向けに愛を絡めてあったりもして、宇宙冒険物に良くあるストーリーだ。
ブラックホールやワームホールといった「重力理論」に関心がないと退屈するかも知れない。見る前にこれを読んでおくと興味深く見られるかも?
シネコンから出ると、雨上がりの湿った空気に夕日が射して、映画の続きで違う星に降りたかのようだった。
劇中に何度か出てくる詩は、イギリス人のものらしい。
"Do not go gentle into that good night,
Old age should burn and rave at close of day,
Rage, rage against the dying of the light."
"穏やかな夜に身を任せるな
老いても怒りを燃やせ、終わりゆく日に
怒れ、怒れ、消え行く光に"
凡庸な日本人としては、「穏やかな夜に身を任せよう」と思う。